自分らしい最期を過ごす為のターミナルケアとは

いま注目されているターミナルケアを知っておきましょう!
ターミナルケアとは何か

ターミナルケアとは何か

日本でのターミナルケアの歴史はさほど古くありません。その為、末期がんなどで最期を迎える事を考える時に、ネガティブな発想とされる事があります。しかし、終末期の自分は既に意識が無い状態かも知れません。その為、自分の理想としている最期を伝える事なく、家族の意思によって必要以上の延命をされてしまうかもしれません。ですので、決して後ろ向きな話としてではなく、普段から家族で自分の理想とする最期を語り合う事、それを受け入れる事が、最後まで自分や家族の尊厳を守れる事になるのではないでしょうか。

人生最後のケア

人生最後のケア人生最後のケア

ターミナルとは、云わば最後の治療なのです。ここ近年で、がん治療は大きな発展をしていて、副作用の少ない抗がん剤もでてきています。しかしそれでも、終末期のがん治療は、痛みや苦しみ、精神的ストレスが大きくなるのは否めません。最後まで諦めず積極的な治療を行うのが良いか、それともターミナルケアで少しでも痛みや苦しみから解放されて最後を迎えるか、選ぶのは自分自身なのです。ターミナルケアの現状をしっかり把握し自分や家族の最期を考えておく事で、いざという時に冷静にいられるのではないかと思います。

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変わりゆくカタチ

変わりゆくカタチ変わりゆくカタチ

ひと昔前のターミナルケアは、最期を迎える患者の痛みや苦しみを軽減する事も少なかったのです。しかし、現在のターミナルケアのあり方は、どんどん変わっています。終末期は病院に入るものだと思いがちですが、在宅に切り替えたり、副作用の強くない抗がん剤使用で患者のストレスを軽減したり、医師や看護師の精神的フォローも昔とは違い、格段に良くなっている部分でもあります。ターミナルケアの発展とは、終末期の患者の痛みや精神的苦痛を軽減する事、患者目線でより良いものにする事が望まれます。

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近代ホスピスを築いた母

近代ホスピスを築いた母近代ホスピスを築いた母

ターミナルケアの歴史は、アメリカで近代ホスピスの母と呼ばれる、シシリー・ソンダースから始まります。病気や末期がんで苦しむ患者へ、確実にその苦しみを軽減する為に科学的根拠があるモルヒネの投与を始めました。また、ホスピスやターミナルケア病棟を立ち上げるなど、今のターミナルケアの原点を築いた彼女は、元は看護師でした。決して若いとは言えない39歳で医師となり、ホスピスの立ち上げは48歳の時でした。彼女のターミナルケアに向けた情熱や彼女のホスピス五原則から理想の最期を考えてみましょう。

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ターミナルケアを行う場所

ターミナルケアを行う場所ターミナルケアを行う場所

ターミナルケアを行う上で尊重したいのが、終末期を迎える患者本人の希望です。医療機関と介護施設には専門のスタッフが常駐しているため、緊急時にも安心です。しかし、家族が常にそばにいないことに不安を感じる人もいます。自宅でターミナルケアを受ける場合、住み慣れた自宅で過ごすことで安心感を覚える患者は多いです。ただし専門スタッフが常駐しておらず、訪問診療の際も時間帯が限られているため、緊急時の対応が遅れることもあります。それぞれの特色やデメリットも踏まえ、納得のいく選択を取る必要があります。

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